賃貸物件で火災に遭ったらどうする?予防策や補償制度をチェック!

賃貸物件で住むということは、火災に対するリスクを常に抱えているということです。火災は自分の生命や財産だけでなく、他人の生命や財産にも大きな影響を与えます。そのため、賃貸物件で暮らす人は、火災の発生を防ぐための予防策を講じるとともに、火災が発生した場合の対処法を知っておく必要があります。本記事では、賃貸物件での火災のリスクとは何か、火災に遭った場合の対処法はどうか、火災に備えるための予防策や補償制度はどうか、について解説します。

賃貸物件での火災のリスクとは

賃貸物件で住む場合、火災に遭う可能性は決して低くありません。国土交通省の統計によると、2019年に発生した住宅火災のうち、約6割が賃貸物件でした。また、賃貸物件での火災の原因として最も多いのは「調理中の油の引火」で、次いで「タバコの不始末」や「電気製品の故障」などが挙げられます。賃貸物件での火災は、自分だけでなく他の入居者や近隣住民にも大きな被害を及ぼす恐れがあります。そのため、賃貸物件で暮らす人は、火災のリスクを正しく認識し、対策を講じる必要があります。

賃貸物件で火災に遭った場合の対処法

もしも賃貸物件で火災が発生したら、どうすればいいでしょうか。まずは、自分や家族の安全を確保することが最優先です。以下の点に注意してください。

  • 火災発生時には、パニックにならずに落ち着いて行動しましょう。
  • 火元から離れる方向に避難しましょう。煙や熱気に巻かれないように、低い姿勢を保ちましょう。
  • 避難経路が塞がれている場合は、窓から外に出るか、部屋に閉じこもって救助を待ちましょう。その際は、ドアや窓にタオルや毛布などを巻いて煙や熱気を遮断しましょう。
  • 避難する際は、必要最低限の荷物だけ持って行きましょう。貴重品や思い出の品などは後回しにしましょう。
  • 消火器がある場合は、自分の身の安全を確保しながら消火活動を行いましょう。消火器の使い方は以下の通りです。
  • 消火器を持って火元に近づきます。
  • ピンを抜いてノズルを握ります。
  • ノズルを火元に向けてレバーを押します。
  • 消火剤を火元全体にかけます。
  • 火災現場から避難したら、すぐに119番通報しましょう。通報する際は、以下の情報を伝えましょう。
  • 火災が発生した場所(住所や建物名など)
  • 火災の規模や状況(煙や炎の有無や色など)
  • 自分や家族の状態(怪我や体調不良など)
  • その他必要な情報(救助が必要な人やペットなど)

賃貸物件で火災に備えるための予防策

賃貸物件で火災に遭わないためには、日頃から予防策を取ることが大切です。以下の点に気を付けてください。

  • 火気の取り扱いには十分注意しましょう。調理中は油の引火に注意し、タバコは灰皿に消して捨てましょう。また、ろうそくや香炉などは火のついたまま放置しないようにしましょう。
  • 電気製品の使用や保管にも注意しましょう。電気製品は定期的に点検や清掃を行い、故障や異常があれば修理や交換をしましょう。また、電気製品は使用しないときはコンセントから抜いておきましょう。さらに、電気製品を乱雑に積み重ねたり、布団やカーテンなどで覆ったりしないようにしましょう。
  • 防火設備の確認や整備を行いましょう。賃貸物件には、煙感知器やスプリンクラーなどの防火設備が備えられている場合があります。これらの防火設備は、定期的に点検やテストを行い、正常に作動するか確認しましょう。また、防火設備が故障や不足している場合は、大家や管理会社に連絡して対応を求めましょう。
  • 保険の加入を検討しましょう。賃貸物件で火災が発生した場合、自分の財産だけでなく、他人の財産や身体にも損害を与える可能性があります。その場合、自己責任で賠償しなければなりません。そのため、賃貸物件で暮らす人は、火災保険や賃借人賠償責任保険などの保険に加入することをおすすめします。保険に加入することで、火災による損害を補償してもらえるだけでなく、精神的な安心も得られます。

賃貸物件で火災に備えるための補償制度

賃貸物件で火災が発生した場合、どのような補償制度があるのでしょうか。一般的には、以下の3つの補償制度があります。

賃貸借契約

賃貸借契約とは、賃貸物件の所有者(賃貸人)と入居者(借主)との間で結ぶ契約です。この契約には、火災時の責任分担や損害賠償の内容などが記載されています。賃貸借契約では、一般的に借主は火災時の原因や過失の有無に関わらず、自分の部屋だけでなく共用部分や他人の部屋に及んだ損害を全額賠償しなければなりません。ただし、契約内容は物件ごとに異なる場合があるので、入居前に必ず確認しておきましょう。

火災保険

火災保険とは、火災や落雷などの災害によって自分の財産が損害を受けた場合に、保険金を受け取ることができる保険です。火災保険には、建物や家財の損害だけでなく、借主として他人に対して負う賠償責任や、火災による生活の困難を補償する内容もあります。火災保険に加入する際は、補償内容や金額、免責事項などをよく確認しておきましょう。

賃借人賠償責任保険

賃借人賠償責任保険とは、賃貸物件で暮らす人が加入することができる保険で、火災や水漏れなどの事故によって他人の財産や身体に損害を与えた場合に、賠償責任を補償してくれる保険です。賃借人賠償責任保険は、火災保険とは別に加入する必要があります。賃借人賠償責任保険に加入することで、自分の部屋だけでなく共用部分や他人の部屋に及んだ損害も補償してもらえます。

まとめ

この記事では、賃貸物件での火災のリスクと対処法、予防策、補償制度について紹介しました。賃貸物件で暮らす人は、火災に遭わないように日頃から注意を払うことが大切です。また、万が一火災に遭った場合にも、落ち着いて適切な行動を取ることが重要です。さらに、火災による損害を最小限に抑えるためには、保険の加入を検討することもおすすめです。賃貸物件で安心して暮らすためには、火災に備えることが必要です。

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